
2000年に『DOG STAR MAN』が日本で初めて完全版として公開され、フィルム・メディアにおける究極の映像表現としてデジタル世代の若者にも大きな反響を巻き起こした、個人映画作家の巨人スタン・ブラッケージ(2003年3月没)。
50年にも及ぶ映像作家活動の間に制作された約400本の作品のうち、日本で正式に公開された作品はわずか20本程度しかないのが現状です。
『DOG STAR MAN』公開以降、初期の代表作品集「BRAKHAGE EYES」、近年のハンドペイント作品集「LOVE SONGS」が公開され、日本の映像作家、音楽、絵画、等、他分野のアーティストからも多大なる支持を得ました。惜しくも2003年3月に70歳で生涯を閉じましたが、死の間際までベッドで創作活動に励んでいたスタン・ブラッケージの全貌を明らかにし、<映像表現とは何か!、映画とは何か! 表現とは何か! 個人とは何か!>を改めて問い直す作業が、デジタル映像と消費されるだけの映像が氾濫している、この時代に必要だと考えます。
「ブラッケージ・アイズ 2003-2004」を開催するべく実行委員会を立ち上げ、作品上映、展示、ブラッケージ研究者を招聘しての講演、レクチャーも含めた大規模な回顧展の実現に向けて始動中です。